金継ぎって、なあに?/What’s Kintsugi?

割れたり、欠けたりしてしまった器。
あなたは捨ててしまいますか?
それともそのまま使い続けますか?

14~16世紀の室町時代に始まったといわれる金継ぎは、
茶道から端を発した、日本独自の伝統技術です。

そもそもは茶道具のお茶碗や花器、骨董など高価な器を修繕していました。
今でも金継ぎというと「直すような高価なものは持っていない」と言われることも。
そんな言葉を聞くたびに、値の張るものだから大切にする、
高価なものだから繕いをする、
そんな価値観に少なからずもの悲しさを感じてしまいます。

モノには必ず背景があります。
つくった人の想いと、使うひとの想いを結び付けるモノ。
贈ったひとの温かな気持ちと、贈られたひとの感謝の気持ちが交差するモノ。
手にしっくりと馴染んだ愛すべきモノ。
それらのモノたちを「まるっと」大事にしよう。
それこそが現代の金継ぎの本意なのではないでしょうか。

最近では暮らしの中で使われる器を対象とした金継ぎが多くなってきました。
「金継ぎって、なあに?」
この答えは、使い捨ての現代に生きながらも、
ものを、そして暮らしを大切にするわたしたちが新たに創りだす答え。
それは過去、決して出ることはなかったであろう答えです。

さて、あなたの答えはなんでしょうか?
あなたにとって、大切なモノってなんですか?

「金継ぎって、なあに?」 fin

Kintsukuroi(kintsugi) is “KAKKOII ” !!
金繕い(金継ぎ)はカッコイイ!!
By Tsukuroibito 繕イビト

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